大規模改修工事の劣化診断調査

大規模修繕工事に先駆けて行われる全棟劣化診断と調査です。

塗装の状態の見た目からの塗付状態、クラックの大小をはじめ

塗装面の白亜化と呼ばれるチョーキング症状。

躯体と躯体との時間差で継ぎ目が生まれるところには

コーキングもされており、その上塗りとして塗付されている所が多く

美観上は一体感もあり美しく仕上げている。

数年から10年前後期間を経過する事で

コーキング材は特に材質的な粘度や硬度の違いから

上塗り材を破断させてまで影響が表に出る事も珍しくない。

写真ではなかなか分かりにくいですが、クラックが梁に対して縦に入っていま

す。梁部分はクラックが出易い箇所でもあり、住民にしてみれば

気になる所なのかもしれないです。

構造的には全体から来る事が多く

上層階で揺れの横振幅が多くなる程多く見える傾向はあります。

イチクラックで判断すると言うより

そのスパンに対して均等であったなら、こう言っては何ですが

均等に力が分散されていると言う側面から

良い状態で揺れに対して吸収しているとも取れます。

打診して確認はしていきますが足場を組んでと言う訳では無いので

タイルの打診テストも可能な限り手の届くところは

全体の中で日射の強い所や風雨にさらされていそうな

場所に対してピックアップして確認をする形になってしまいます。

指摘として浮きを見つける事で

タイルの枚数や診断報告によっては

面積表示として履歴を残していきます。

気になれば気になるもので バルコニーの側面塗装面に

汚れ跡が取れないまま付着してしまう状態になります。

塗装面が通常三重塗装は施されていますが

その上塗りにコーティングがされ塗付面の保護と艶出しに

美観上施行してある塗装面では

このコーティングが減耗することで起こる状態です。

汚れを水や薄い中性洗剤で洗ってもコーティングが取れかけた

上塗り材の露出したミクロ単位ではデコボコ状態になっていれば

どうしても汚れが付着し易くなってい待っている状態です。

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