外壁打診点検|特殊建築物報告点検作業

特殊建築物点検で主要な点検項目の一つとして

外壁打診点検があります。

外壁施行には多種多様の物が在りますが

マンションの外壁では一般的には”タイル張り”と“吹付塗装”があります。

各々に特徴として良い点と悪い点がありますが

今回点検した建物はタイル張りでした。

点検時にはタイルそのものの浮きを調査する為に打診テストを

していきます。点検用には打診テスト棒を使い

私どもが使っている物は広い範囲をより点検できるものを使っています。

建築時期や外壁仕様を予め竣工図や建築図面を見て把握しておくと

単に外壁回りだからと言って見た目が同じタイルであっても

タイル面の施工方法が異なる事によって建築時の外壁施工作業が同じになる訳では無いのです。

建築区分けを階段部と躯体とは分けていたり、ベランダ回り外壁とを分けていたり

施行会社によって違うからなのです。

特に近年の建物においてはその技術や工場出荷と言う形で

建築費に大きく影響する外壁材の施行過程は進んでいますので

現場では組み立てるだけで極力施工時間を済ませるようにしています。

これによってタイル自体の浮きと言うのは抑えられます。

しかしながら、つなぎ合わせの部分までを見逃したり

コーキングの状態を見ていかない事には

その面の全体に対してどう影響しているのかも見逃す事になってきます。

3年毎に点検は行う事になってますが深度4以上の地震が各地で頻発し

高さによってその振幅は振動周期が変わる事から

点検している建物が3年間にどこに影響が出ているのかを

ほんの少しの兆候や状態から推察する必要もあるのが

外壁点検の難しい所でもあります。

下地となるコンクリートにおいても

エフロレッセンスや白化症状と言ったコンクリート特有の

症状もどの時点で、どの広さでどれだけ躯体に影響しているのかを

点検報告としてより精密な点検を促してもらうかの材料にしていく事を思えば

その次に来る専門点検の見積もりを見た時に初めてビックリするはずです。

阪神淡路大震災を経験した一人としては

不幸な事ではありましたが、建物管理の立場からしてみれば

多種多様の経験が出来たのも事実かも分かりません。

今回の物件は比較的新しい建物であったので

状態は非常に良かったと思いました。

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