特殊建築物外壁点検/タイル打診点検

特殊建築物点検では外壁点検を行い、タイル張りの外壁点検では全面打診点検を行います。ゴンドラや足場が無い以上全面とはならないのですが、可能な所は打診棒を用いて叩いたり、スラしたりしながら発見に努めます。

あるマンションの点検中において白化減少があったので指摘もしくは指摘予備として写真を取り点検をする事になりました。

タイル自体が物が違っているので補修後かとは思いますが、その補修後からでも白化と言うには時間経過上違うので目地コーキングがいわゆる目を剥いている状態なのかも分かりません。一つのポイントとしてはそこを補修するに至るにはなぜなのか?でしょう。引いている写真では何が読み解けるのでしょうか?あくまでも仮設であったり想像の世界なのかも分かりませんが建物の兆候や症状は建物によって様々な違いや特徴があり地盤も違えば建物の躯体の構造上の違いも影響があると思います。一貫してこうだというものが無い以上正解に近づくための一つ一つが点なのかも分かりません。

横引きの建物を繋いでいる100mmの排水管がふと目に留まりました。立体駐車場と共用の排水管なのか?ルートを見てみると別棟の立体駐車場と共用になっていました。渡っていたと言いう事です。その経由場所として2階バルコニー下が使われているという形です。

地震の影響などは様々ですが地盤の些細な変化は建物敷地内でも同一では無いのでその微細な変化が上に伸びる重量のかかる高い建物に影響が及んでしまうのが起点場所の近くではないでしょうか。あくまでもその日に点検した印象でしかなく建物の歴史や地震の影響などを追ってないので言い切る事は難しいですが大きな面ととらえると見えてくるものはあるのかも分かりません。

点検をする事も建物の歴史や個性をみる探偵の様な気持ちで見るとその個性が見えてきたりするので点検の楽しさと言ってはおかしいのかも分かりませんがどんどん見ていってしまったりしてしまいます。

 

 

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